技術は誰のものか?という問い

「ライブドアの技術の話」と「技術指向の経営」についての反論としての、
「戦略技術」なるものはありうるか?を読んでふと。

以前、書いた有利な方を選択するに越したことはないでもそれに近いことは触れているけども、
「技術は誰のものか?」という問いが隠れているような気がする。

ただ正直この問いもナンセンスかな。。。

「基盤技術」「戦略技術」の2つの単語があるのだが、
前者はあくまでもその企業内で陳腐化させ、技術者を交換可能な状態にするべきものである。
後者は陳腐化させるのが難しい。
その性質から常に先鋭化しているものなので、極めて属人的なものになりがちだからだ。
ただし、スカンクワークの奨励だったり、R&Dへの投資額を増やしたりすることなどで、
技術の発生確率を高めることが可能になったり、「これは!」と思う人物を囲い込めたり。

Googleに関しての印象だけども、
高い株価は「何かやってくれんじゃないの」的な期待感があり、
実際、それを印象付けさせるような「技術」がぽんぽん出てくるところか。
言ってしまえば、株価やGoogleブランド維持の為の「販促材料としての」技術な訳なんだけども、
それによってまた更に技術者が集まるという好循環を作り出せているのでそれはそれでいいのかなぁ、と。

あと、営業と技術が「全く違うもの」と分離している現状は如何なものかと。
スタイルが違うなら違うでいいけども、
「ゴールすら違う」ことが多いのはどうなんだろう。
日本のITが地盤沈下し続けているのはそれが原因だとも思うので。