マッチポイントを観た

マッチポイントを観た。

人生所詮運だよね、という映画。 上流貴族クロエがレストランの会話で語る「努力」もなんと空疎なものか。

上流貴族にとりいることに成功したクリスと彼の欲望の中で人生を終えたノラのツキの対比が悲しかった。

これは映画なのだけども、「ツキが人生を左右する」っていうのは妙にリアルなんだよね。 クリスはクロエに気に入られ、その親父にも認められて、親父の会社でぽんぽん出世していくわけだが、スキルどうのこうの言ったって結局コネでしょ?という現実の写し鏡になっているみたいで個人的にはちょっと感慨深かったり。