スクラッチ、オープンソースアプリ、ASP

そろそろPHPに関して一言いっとくか
が突っ込みたがっていた記事はこれか。
[ThinkIT] 第1回:今だからこその「PHPのすすめ」 (1/3)
確かになんっていうか違和感が有る。

* オープンソースソフトウェアのソースコードを手に入れる * 顧客の要望に合わせてそれを改造(カスタマイズ)する * 運用管理は顧客に任せる

システム選定プランについて。
業務ドメインのクセが強すぎる場合は昔ながらのスクラッチでやらざるをえないとは思う。
だが、そうでなく汎用的と思われる業務の場合、オープンソースアプリではなく、なんらかのNDAを結んでASPを選択するというのがイマドキという気がする。
GoogleだったりMSNLiveだったりセールスフォースドットコムだったり37signalsの一覧のASPだったり、最近は安価(或いはタダ)でそこそこ信頼性のあるものが出回っているのだが、それ以前のモノの見方というか。

PHPのすすめ」をいう時がきました。 ここまであえて触れませんでしたが、毎日のように発表されているオープンソースソフトウェアの多くが、PHPによって開発されています。代表的なCMSSNSも、PHPで書かれているものが数多くあります。 設計・分析、そして改造するための技術や能力は、プログラミング言語とは関係ありません。しかし、最近のオープンソースソフトウェアの多くがPHP で書かれているのです。PHPで書かれたオープンソースソフトウェアに対して分析力を発揮するためには、PHPを理解できなければなりません。 オープンソースビジネスを強力に推進するためにはPHP技術こそが不可欠なのです。

確かにPHPで記述されたオープンソースはやたらめったらあるのだが、カスタマイズを考えるとなると、当然元のパッケージも容赦なく変わっていくわけで「元ソースとの差分管理どうするの?」とか色々と厄介な問題が出てきたりする。
(まぁプラガブルな仕組みを採用しているものも多いですが)
また、例えば、これはどういう「改造」が発生するかにもよるのだけども、プレゼンテーション(HTMLとか)の「改造」であれば、Ajaxなアプローチ(JavaScriptによるプレゼンテーションの変更。Blogパーツみたいな)のほうがラク(元のソースへの影響度合いが低い)なんじゃねーのとか。