「割り切る空気感」

ここの続きをだらだら。

「本当は〇〇で作りたいのだけど仕事だから仕方なく△△で作る」という言葉。
この〇〇、△△はPerlでもPHPでもJavaでもRubyでもそれこそなんでもいいのだが。

  • 「割り切る空気感」が漂っている。言語仕様を決定する権限がない
  • 好きなプログラミング言語あるなら、趣味でやっておけばそれでいいじゃない。個人的な好き嫌いと仕事をごっちゃにするのってどうなの
  • 否、エンジニア自身の「モチベーション」に影響することなので、「ある程度はやりたいようにやらせる」
  • 非エンジニアにとって「レイヤシフト」は評価しやすいが、「言語シフト」はなんの意味があるのか、まるで分からない。結局、評価できるのは「実装者自身」しかいない
  • 「言語シフト」の難しさは「新しい言語で得られる生産性」が「既存言語のライブラリを整備し使いやすいことにして得られた生産性」を「ちょっとやそっとで超えない」ということだ。「リスクを含んだ新しいことを採用するよりは『できる』ことが確実な既存のものを改良したほうがラクでしょ?」


エンジニアやっていてうんざりすることの一つは「それはダメだろ。プログラマーへの嫌がらせか」みたいな方針とか仕様を一方的に押し付けられたとき。
そういうときの為に「仕事だから仕方ない」と割り切りスイッチを確保している人々が沢山いると思うのだけど、・・・実装者自身が「システムとしての正しさ」を納得してないプロジェクトがうまく行くハズがない。

その昔、システムの設計を行っていたエンジニア・・・その人はコードも書いていた人なのだけど・・・がいつも強く言っていた言葉を思い出した。
「仕様でおかしいと思った部分はなんでも聞いてください。絶対に疑問を残さないで下さい」
「正しさへの疑問」が産み出すデメリットに気付いていたのか。

ってかさ、「割り切る」って逃げ場作っているんだよね、結局。

「言語、OS、DBの選別全てお任せします。とにかくなんとかしてください」
と言われる環境に身を置くことが超重要。
一般的な要素技術など問題解決の為の one of them でしかないのだが、各々のレイヤの「こうすればこれができるリスト」を充実させる為にはそれも無視するわけにはいかない。
仕様が上から落ちてくるだけだと、リスト作成には色々と限界がある気はする。