「ぼくらの」

書評+画評 - ぼくらの

今年見ている、そして読んでいる作品の中で最も痛い作品。

知ってはいたけど、ここでも取り上げられたということは、やっぱりはやっているのかな。

『ぼくらの』、『舞姫(テレプシコーラ)』

ロボットものなんだけども、「地球を守って死ぬか」「地球と共に死ぬか」という二択を迫られ、12人の子供達が毎章1人ずつ死んでいくという過酷な話。 死という絶望を前に人はどうやって振舞うのか?・・・ってさ、自己犠牲美談なエピソードもあるけど、復讐とかそっちのほうが目にいっちゃうよな、やっぱり。 筒井康隆に『死に方』っていう強烈な短編小説があるけどそれを思い出した。


ところで「なるたる」も含めて、オーガヘッド先生(鬼頭莫宏)の作品群は「平行宇宙で起こっている一連の出来事」っていう裏設定をなんか聞いたことがあるのだけど、ってことは、「ぼくらの」もあーなってこーなるのか。
雑誌連載はぼちぼち終盤ですが。