ワンマン

自転車旅行のように、仕事をしよう

アメリカに渡ってみて僕が気付いた事は、就業時間とか休みの日数とか、そんなつまらないことにいかに自分が囚われていたかという事でした。
それでHatena Inc.では出社時間を特に決めずに、1日1回、11時頃にミーティングをする、という事だけ緩やかに決めて、あとは基本的に自由、ということにしました。そのミーティングも場合によっては省くし、細かいことを気にせずに自分のパフォーマンスを一番出せるように自分で考えて働こうという約束にしました。

「アメリカに行くまで気付かなかったの?」ってのはあるけど。
日本のほうは従来通りの就業規則か。
なんかよくも悪くもワンマンだなぁ、って気がするが。

「始業時刻も終業時刻もない、極端を言えば、自宅で仕事をしても構わない。やることさえやってくれれば」という職場で働いたことがある。
ラクはラクなのだが、ただ、定期的なミーティングぐらいはやったほうがいいのかな、とは思った。
個々人が高いパフォーマンスを出せる利点はあるのだが、その反面、組織の強みを出しにくくなる。
XPは個々人に課せられるルールの徹底により組織の強みを出すものだと思うのだが、同じ時間に同じ場所で作業をしない、というのは、それの逆をうかがうものだろう。

「普通でいいんじゃない?」とたまにふと思う。
ある程度合理的な説明がつきひどく極端な勤務体制でなければ、それは仕事を進めていく上では瑣末なことでどうでもいいことだから。