エンジニアに最終的に要求されるものは「見積もり」
エンジニアに最終的に要求されるものは「見積もり」なんじゃないのかな、とふと思った。
「金」と「時間」・・・リソースが無限にあると仮定すれば作れないシステムはない。
ただ、現実のリソースには制約があり、そこの実現可能性の裏付けとなるのがエンジニアが「何ができるのか」と判断すること。
よいエンジニアであることは重要だけど、自分より倍のスピードでタスクをこなしたり、高い品質のものを作る人がいればそれに振ればいいというだけになる。
逆もまた然り。
オンリーワンなものを見つければいいのだろうけど、そういったものってエンジニアリングそのものというより企画の領域の気がする。
エンジニアリングそのものが相対化の罠から逃れ得ることは難しいかも。
となると、ある組織内においてエンジニアがエンジニアであることで重用される最終的な能力って「見積もり」ぐらいしかないのかな、と。
高品質は手間暇というコストをかければ実現できるし、コスト縮小にはエレガントな開発手段やよいライブラリ、よいアプリケーション、よい要素技術諸々が必要となってくる。
そういったもの全て「見積もり」というアウトプットに帰結するような気がする。