債権市場の崩壊をシリコンバレーが乗り切るには

債権市場の崩壊をシリコンバレーが乗り切るには

債権市場の崩壊は米国経済に長く暗い影を落とすだろうし、最悪の状況が訪れるのはこれからだと言えるが、技術系の起業家にとってはそれでも大きなチャンスが存在する――これは、米Elevation Partners社のRoger McNamee氏からのメッセージだ。

楽観的な文章なのだけど、

「われわれがいるのは、平均的企業が成功する世界ではない。われわれはいつも、10社のうちの1社が他を蹴落とし、残りの9社が『もしこうでありさえすれば』自分たちも成功できたのに、と説明を繰り返す世界に生きている」 技術系企業の展望については現在、未公開株に対する投資が中心となっているが、この状態は長くは続かないとMcNamee氏は語る。未公開株取引の多くは、入ってくるキャッシュフローの9〜10倍の価値があるから機能している。だからもし、価値総額がキャッシュフローの3〜4倍にしかならないとしたら、投資は減少するだろう。

やっぱり厳しい。

McNamee氏は次のように語った。「あなたが起業家なら、資金を使い果たしてはいけない。長期戦への備えをしておくべきだ。だが、市場の持つ潜在的可能性は巨大だ。起業家にとっては絶好の時代になると私は思う」

結局、「とりあえず頑張ろう」としか言ってない気がしてきたよ。