配列、ポインタ、賃金

層(レイヤ)の事

「賃金」を、 結果に対する対価であり、 未来に対する期待であるとするならば、 賃金の差をつけなければならない。 つかなければおかしい。

言いたいことはよく分かるのだが、そもそも、
「C言語プログラマとしての役割を期待しているのに配列やポインタが分からない状態を放置しておくのがおかしい」
のであり、
C言語プログラムとしての役割を期待しなければ配列やポインタが分からなくてもいい」
ということになる。

よくあることなのだけども、基本的な事柄を理解できてないプログラマを雇わざるを得ないという状況(或いはそれでもなんとかなってしまう)は人月商売の捻れが表出しているなぁ、と。

ただ一つのプロジェクトにおいて非プログラマな能力をむしろ要求するポジションは少なくないと思うので、分業は難しいことではないと思う。

そうすると 「アルゴリズムやデータ構造が分からない」 「配列もポインタも分からない」 層をつくって分業にすると「低所得」にせざるを得ない。

なので「なぜ低所得にしなくてはならないのか」まるで分からない。
プログラムの能力は必ずしも「会社が求める」価値にイコールではない。
システム構築能力を賃金にリンクさせている会社もあるのはあるが、それは「たまたま」その会社の戦略がそうであるからであって、システム会社における一般的な原理としてそうでなくてならないと考えるのは危ういと思う。
そもそもプログラムの能力は業務において万能だとは限らない。

って昔話だけど、配列やポインタとかならまだマシで、ディレクトリの概念を理解できなかった人が当時いた会社にエンジニアとして仮採用されたことがある。
周囲の人間はあれこれ教え込もうとしていたが、結局、試用期間でクビになっちゃったけど。