華為技術

恥ずかしながら、今週の東洋経済の記事で初めてこの会社の存在を知った。
華為技術

以下、記事から引用。

  • 1988年、現CEOの任氏が2万元(約30万円)を元手に創業した通信機器企業
  • 2006年12月期の売上が1兆128億円。ちなみにNECが1兆128億円(2007年3月期)、富士通が7037億円(2007年3月期)
  • イーモバイル基地局として機器を採用
  • 世界に約7万人いる従業員の平均年齢は28歳。半分はR&D要因
  • 大卒エンジニアの初任給は約8万円。日米欧に比較するとやはり安い
  • 交換機、ルータなどの価格は業界水準の6割程度。圧倒的な価格競争力
  • 生産は内製化する垂直統合モデル

とにかく中国を代表する企業らしい。

あとこれも。
「過労死」事件で揺れる中国・華為 - 高度成長の影で未熟な労働管理体制

報道によれば、4月初めに胡新宇氏の所属する部門が外部と隔離された新プロジェクトの開発に着手した。プロジェクト始動後、胡氏はほとんど毎日会社に寝泊りし、長期にわたり実験室に閉じこもっていたという。4月28日になり、胡氏は体の不調を訴え入院、1カ月後に死亡した。
華為のスポークスパーソン・傅軍氏は「会社としては痛恨の極みだ」とした上で、過労は胡新宇氏死亡の直接的原因ではないが、確かに相関性は認められるとコメントした。同社経営陣も事件の処理を高度に重視、事件後は残業制度を見直し、夜10時以降の残業は許可を得なければならず、また、マット一枚での睡眠などは不可、と社内関連規定を変えたとされる。
許明達氏は、次のように書いている。「草創期の華為は一つの伝統を残したが、それは『フロアマット文化』とでもいうものだ。ほとんどすべての開発技術者が一枚ずつフロアマットをもっており、畳んでロッカーか机の下にしまっておく。昼休みの時、床の上にそれを敷いて、横になって休憩する。夜遅くまでの残業でも家には帰らず、疲れた時はその上で一服し、起き上がってまた仕事を続ける。一枚のマットが半分の「家」となる。華為人はこのマットを頼りに困難な創業の道を歩んできた。『フロアマット文化』は、華為人の能力を最大限に発揮させる精神的シンボルとなったのだ」

すごいな、フロアマット文化。
まぁ日本のベンチャーでも似たようなところあるか。。。