アプローチ「お前がやれ」

ニコニコ動画(RC2)発表会にオレが来ましたよ

アニメ制作会社、レコード会社に監視・削除ツールを提供 ↑現在14社

2chには削除人がいたわけだが、ニコニコのアプローチとしては「やりたいやつがやればいい」になったか。

ニコニコにしろYoutubeにしろ「著作権違反の温床」みたいな指摘を受けるのも少なくないわけだが、運用者側が「現行の著作権制度とは違う新しいものを提示できないかと思って」みたいな挑戦的な発言をしたことは一度だってないだろう。
結局、(本音は知らんが)権利者側も媒体側も「著作権って大事だよね」の部分で一致しているのは間違いがないのだけど、「で、誰が著作権違反を探し出して対応するのだい?」って部分で食い違いが起こってしまうというか。
Youtubeが日本でJASRACと会議を持った時も「もっとYoutubeサイドで主体的に削除してほしい」ということに対しのらりくらりとかわしたわけだし。
(個人的には何も約束をしなかったということでそういうイメージ)

アプローチ「お前がやれ」・・・実行責任を誰が持つか?というのはしばし重要なことで、例えば、社会保険庁年金問題にしても、「保険受給者が証拠保全とか申請とかちゃんとお前やれ」みたいな話になっているから(お前は社会保険庁でも個人でも)、今日の大混乱を招いてしまったりしている。

社会保険庁を例に出すのは相当微妙だけど(信頼の問題。「お前がやれ」と言い放つ組織にお金預けられる?)、もし対等な関係であれば「お前がやれ」と言われて、(それはコストを被ることになるので)やる人間はいないだろう、普通。

参考
プロバイダ責任制限法

この法律では、権利侵害の被害が発生した場合であっても、その事実を知らなければ、プロバイダは被害者に対して賠償責任を負わなくてもよいとしている