新年一発目の東洋経済は北欧特集だった
新年一発目の東洋経済は北欧特集だった。
フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークが平等と経済成長を如何に両立させているか?というお話。
以下、興味深かったことメモ。
- スウェーデンは国民総背番号制を採用。口座を作ったり、不動産の購入にはIDカードが必要
- スウェーデンの議員は他に職業を持つ無給の議員が多い
- ノルウェーでは08年1月から上場企業の役員の4割は女性にするという法律が施行される
- デンマークは解雇が容易で就業支援が手厚く、失業手当も高い。が、長期失業率は0.8%と極めて低い(仏は4%、独は5%)
- スウェーデンの大学の「職業学位」
- インベスター
- フィンランドのノキア
北欧の労使関係専門家の話。
「北欧諸国の労働者は企業に柔軟性を与えることに積極的だ。その見返りに保障を手にできると信頼しているからだ」 「みんなでこの制度を支え、同時に恩恵を受けている」 「私たちは高い税金を払っている。けれども給付を受けるのも私たちだ。みんなが病気になる、みんなが教育を受ける、みんなに失業のリスクがある、みんな歳を取る」 「制度に普遍性があるため、豊かな人もこの制度によって恩恵を受けることができる。そうでないと、やがて中高所得層が、自分たちは恩恵を受けられないのに、なぜ高い税金を払わなければならないのか、と疑問を抱き始める」
ただ、公共部門の雇用の増大、病気休暇や失業給付への「ただ乗り」といった問題はないわけでもないらしい。
まあでも日本も今後の参考としていくのだろうな。
となると、やっぱり消費税が上がるのかね。