労働需給のミスマッチとか

長期雇用という物語の終わり

GW中、毎日のように雇用についての記事がアップされているけど、
成果主義からの反動で・・・思ったよりも効率が上がらないということで、今の企業は試行錯誤していて、
ちょっとね、4、5年前の議論の気がするんだよね。

雇用の調整メカニズム

この労働需給のミスマッチを長期化させている最大の原因が、時代遅れの雇用規制と司法判断だ。労働基準法第6条では「中間搾取の排除」として「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない」と定めている。職業紹介業や人材派遣業を「中間搾取」として敵視する規制は、戦前に「口入れ屋」がピンハネを行なった時期のものであり、労働移動を阻害している。



登録型派遣について思うのは、人材を在庫として抱えないメリットがあるにも関わらず、業務の閑散期のツケ回しを失業保険という国税に回そうとしているあたりがどうもね、ってところ。
雇用保障の為の税金をガンガン増やして、企業はクビ切り自由だけど、国で手厚く保護するって路線もあるにはあるだろうけど、
登録型派遣は他形態に比較して、人材育成のインセンティブがそれほど高くないってのも気にはなったりします。

それに労働需給のミスマッチを解消したいなら、「給与を上げること」が手っとり早いと思うんだが。
人手不足の現場って「給与のわりには労働内容がきつくてやってられない」のが現実だと思うし、
解雇規制を緩くしようがどうしようがそのミスマッチは解消しない気がします。