サイゼリヤの社長とか

サイゼリヤの記事とか
の続きだよ。

ググったら面白そうな記事が出てきた。

決断のとき・サイゼリヤ社長 正垣泰彦 編 - 特集 - 日経レストラン ONLINE

日経レストランってあるのか。

まぁそれはともかく。

「当時、飲食業は水商売と言われていたんですよ。水商売のままでは従業員の生活は安定しないから、例えばメーカーのように産業化する必要がある。産業化するには組織を作らなくてはいけないと気づいたんです」。 組織化して分業すれば、全員がひとつの目標に向いつつ、個々の能力も発揮することができる。「野球チームと同じですよ。投手、捕手、内外野手と、選手の能力に従って分業しながら全員で勝利を目指す。ただ、野球チームなら20代の人たちを集めればいいけど、組織には40歳以上の人が100人ぐらい揃うことが必要だから」。 なぜ40歳以上なのか。「寿命を80歳とすると40歳は折り返し地点。この年代になれば適性職能がはっきりし、どの分野で能力が生かせるかが分かる。大企業の課長、部長クラスは40歳以上でしょ。ある分野を完全に任せられるのは、この年代からなんですよ」。


40歳を軸にする。。。

そのためには大卒者を大量に採用しなければならず、それには株式上場する必要がある。「起業して上場までに20年かかり、大卒者が40歳になるにはさらに20年、計40年かかることが分かった」。


長期視点なのね。

このような設計図を引いた正垣は、ここで壁にぶつかった。「40年の間に、会社が潰れてしまったら何にもならない。40年間廃れない業態は何か?という視点から、潰れない業態を探しました」。
持ち前の分析能力を発揮して、独自のマーケティングを行った。「データを調べて、世界中に一番広がっている食べ物を探すと、それはイタリア料理と中国料理だったんですよ」。どちらの業態にするか迷った。「お客さんを呼ぶには、繰り返し食べたくなる“麻薬”のような食材を使えばいいんじゃないか。食材の麻薬、それは世界中で大量に生産、消費されているに違いない」。調べると、トマト、パスタ、チーズなどの消費の伸び率が高いことが分かった。「イタリア料理の食材だったんです。40年間潰れない業態、それはイタリア料理店だったんです」。


ってかさ、サイゼリヤってそもそも学生起業っぽいのね。
1967年の東京理科大在学中に「サイゼリヤ」を開業して、卒業後にイタリア料理店として再オープンだと。
その当時に既に「40歳を軸とした組織を作る」と考えているとしたら、
なんだってそんなに老成しているんだよ!とかそんな感じ。
いやーすげーね。
それでもいまどきの学生起業家でもこれぐらいは考えてるのかな。