昔の記事「ロウドウシュウヤクのループ」

なんてしてみようか、そのまま埋もれてしまうのも寂しいし。

「ロウドウシュウヤクのループ」

まず以下の2つの言葉について。

1.「労働集約」
生産に投入される生産要素のうち労働要素の比率が高い産業。

2.「知識集約」
知識労働が事業の多くを占める労働集約のひとつ。

ただ実際の使われ方としては、

労働集約=投入した要員の分だけひたすらコストがかかるもの。
知識集約=労働集約に「知識」というもっと高い付加価値をつけるもの。

だったりします。

僕自身どうにもいけないのは、労働集約的な発想から逃れられない部分にあります。
要員単価ベースで見積もりを弾き出している段階で「そりゃそうだ」って感じになるんですが、・・・これを逃れる為には「新規開発からはなるべく逃れ、既存サービスのカスタマイズで対応」ということになるのかなぁ、と。
あとはより上流工程での作業を行い、「人員160時間分投入したんでコストこんだけ」とかの下流工程の輪の中から逃れることかと。

ただね、下流工程の作業に携わることが多かった為か、刷り込みがきつくて、なかなかその発想から抜け出せないんですよね。
スーパーバイザーとか会議に出てちょろっと話すだけでOKな人を見ると、「こんなんでいいの?」なんて思ってしまう。
逆に知識集約の中しか知らない人がどんなにうらやましいか。

なーんて言っても、今は年棒制だから、本当のところは知識集約的な振る舞いを期待されてはいるのだろうけども。