「責任」という言葉の濫用は問題の本質を遠ざけるから止めよう

なんか最近というから前から薄々思っているのだけども「責任」という単語が会話に出てくる状況ってロクなもんじゃあない。

「責任持ってやってくれなきゃ困る」だの、「責任を持ってやり遂げる」だの、「責任は負いかねます」だの。
組織としてはではなく、問題の解決を個人に放り投げる為の体のいいキャッチコピーというか。

最悪の事態を想定して動くべきである筈なのに、「本人の頑張り」という美辞麗句でそこを隠してしまう。
或いは本来責任なんて取れる訳がないのに・・・失敗した場合、損失分を丸々個人で支払うのか?・・・そういう言葉を簡単に放ってしまったり。
それ程好条件での契約でもないのにそういうことを言われてしまったり。

精神論が好きな人もいるだろうけど、そういう企業風土がどれほどの病んだ人間を生み出しているのか。
っていうかさ、そんなにカツカツ働いても仕方ないじゃない。
そもそも顧客だって一枚岩じゃないこともあるんだから、もっと色んな違うことを望んでいるって場合もあるだろうし。