開発保守

「222の法則」と「2423の法則」について。


「222の法則」とは、「情報システムの開発では、計画の2倍の費用と2倍の期間がかかり、計画した2分の1の機能しか実現できない」というのです。「2423の法則」とは、ベンダ側の話で、「契約したときの規模・金額は2であった。ところが要求分析の段階で4の規模になってしまった。それで追加費用を要求するのだが2しか払わないという。結果として3の費用で4の規模のシステムを開発したが、ユーザーは費用が2→3になったことに不満を持ち、ベンダは3の費用で4の規模をやらされたことに不満を持つ」というのです。



このリスクを低減する方法についてはこちら

早い話、開発の予算、スケジュールを「1/2、1/4、1/4」と分けて、イテレーティブな開発をしましょう、ということらしい。
まぁ、妥当といえば妥当なのか。

成果物の納品をもってプロジェクト・・・っていうか業務が完了する、というのが一般的なシステム開発のスタイル(まぁバグFIXとかで引き摺るのですが)だし、SI業界の商慣習もそれに沿ったものかな、と思うけど、そろそろ見直してもいいのではないのかな。
もう少し保守を重視したものにしてもいいのではないでしょうか。
ユーザが使用していくうちに真に使いやすいシステムになるでしょうし。

それにしても巷の開発論って初期開発に重点を当てたものが多くて、保守を含めたものが少ないのはどういうことなんだろうね。