出会いがあれば別れもあるさ、会社も人も

ここを読んでふと思ったこと。

専門にフィールドワークしていないので、一般論にまで昇華しきれないものだと思うけど、会社と社員の関係って昔に比べてすごくドライになってきたというか。

自分の狭い知見で書くと、辞めて欲しい人間が一人辞める間にその何倍も辞めて欲しくない人間が辞めてしまうのが現実なのかしら?という気がする。
「その組織から得るものがあればまだ辞めないが、得るものがなくなれば辞めてしまう」という非常に簡単なロジック。
終身雇用って大好きなシステムなんだけども、今となっては眉唾というか、30年後も存続している会社って一体どれくらいあるのか・・・、名だたる会社がばたばた潰れてしまうのを目にしちゃったわけですしね。

けれども作業効率が上がり、ある業務が安定期に入るか?と思われた頃に当該社員が辞めるというのはあまりいただけない状況。人材の流動化が長期的には企業体力を損なうということに多くの企業は薄々は気付いているのではないだろうか。
企業体にネームバリューがあればまだいいんだけども、いやぁ必要な人材って本当に集まらないんだよね、これまた。
素養があったとしても、企業の慣習を把握するまで若干の時間がかかるし、そもそも見込み違いでした、ミスマッチ!って話も多々あるし。結構リスクありますよ。

ところで脱サラもせず、同業他社への転職もせず、起業すらしない「生涯一社員」なんて人間は日本中でも何パーセントぐらいなんでしょうか、実際のところ。

ただ個人的には劣悪な労働環境を生み出す一つの要因であろう「請負・派遣産業」には大いに募りを感じますが。
今はちょっとひどいですね。
そのうち法改正されてもっとまともになることを密かに期待しているのですが(せめて福利厚生ぐらいは)。