KoboAntiPattern

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それはあるお客さんとの最初のモデリングセッションでのことだった。ホワイトボードにはマーカーが10本くらい載っていてよしよしと思ったのだが、そのどれもがかすれているか、50センチメートル以上書くとかすれるようなものばかりだった。思考がかすれるような不快感を伴うため、かすれた線をひくのが絶対イヤだったので、30センチ書くたびにマーカーを取り替えたのだが、そのうちに黒が全部かすれてしまったので、黒の線に緑や赤の線を継ぎ足すなどして最善をつくした。でも、書いては消しを繰り返すのが筆者のスタイルなので、さすがにどれもこれもかすれてきて、書くスピードが遅くなった(ゆっくり書けばかすれないからだ)。それでもだんだんかすれてきて、イライラがつのっていった。最後には完全に頭に来て、かすれて使えないマーカーに当たったらそれを力いっぱい床に放り投げていた(なんとか使えるものだけをとっかえひっかえ使うためだ)。
ここでも軽く触れましたが、「弘法筆を選ばす」的思想がこの業界の上流(コンパイル一時間待ちとかその昔、メインフレーマーとして青春を送った人々)には「若干まだ」蔓延している気がする。
KoboAntiPattern!
自分の作業スタイルにとって阻害となるような要因は徹底的に排除すべし。
PG3人集まれば、「エディター何使ってる?」っていう話題が絶対に上がるし、その道のプロこそ道具へのこだわりが相当なものだと思ったり。