技術屋が事業を起こしてもグダグダになる理由
例えば、技術屋が事業を起こそうと会社を立ち上げた場合、
- ゆくゆくは自社サービスで一攫千金だ!
- 当座の運転資金が・・・。とりあえず目先の仕事をどんどんこなそう。
- 忙しくなってきた。なかなか自社サービスに手を付けれない。
- 請負だったり受託案件に追われて、瞬く間に月日が流れ、
- あれ、オレって何がやりたかったんだっけ?
例えば、営業屋だったり企画屋が事業を起こそうと会社を立ち上げた場合、
- よしいいサービスを思いついた!とりあえず事業計画書だ。
- このサービスに出資してくれるところ探さないとなぁ。。。
- 出資してくれる会社も見つかったし、スタッフ集めるか。技術要員も調達して、と。
- 運転資金もスタッフも確保できて、事業も立ち上がり、
- 事業も立ち上がったし次のサービスでも考えるか
すごい極端な話だけども、技術屋と営業屋にはこんなイメージがある。
いや、営業屋の例にしても「こんなに美味しく話が運ぶハズはない」のだが、運ばせるのに必要なものがあるとすれば、まず第一に「出資元の開拓」とかであり、少なくとも当人自身には技術力は必要とされない。
というか、当たり前の話だけども、アイディアがあって「売り方」を知っていれば、画期的な新サービスは起こせるのだよ。
新しい技術は「存在すること」を知っていればいいのであって、中身については無知でもいいのだよ。
否、むしろ無知なほうが余計な心配を持たずに突っ走れるので、実現化する可能性が高いだろう。
正直、技術者であっても、何か「面白いこと」を本気でしたいのであれば、「売り方」を学ぶべきと常々思う。
自分の価値の裏付けの為に本来の職務に誇りを持つべきではあるが、実務の範囲のおいて、技術職という括りに拘る必要はない。
ただ、そういった場がなかなか与えられないのはちょっとつまらないことだけど。