東芝の10%ルール

12/25のNHK『日本の群像』は東芝半導体技術をめぐる確執の話だった。

で、かつてDRAMで世界シェアNo.1の頃の東芝には「技術者は会社の時間、リソースの10%を自分の自由なプロジェクトに割り当てることができる」という10%ルールというものが存在していたらしい。
フラッシュメモリの仕組みもそういった取り組みの中から発生してきたようだ。
へぇと思ったのは、これってGoogleの20%ルールじゃーんってこと。
ただ、バブル崩壊以後、そのような余裕のある体制を組むのが難しくなったようだ。

結局、経営の問題なのか。
ちなみにGoogleは株式によって膨大な資金を集めていたりするのだけども。

印象的だったのが、ある技術者のこんな言葉。
「大部分の人間が反対する技術こそがむしろ正しい。なぜなら大部分の人間が賛成するということは既に先鋭的な技術ではないから」
よく言われていることではあるが、表現を変えれば、イノベーションを起こす為には『狂気の継続』が欠かせないということか。