プログラムは書くのより読むほうが難しい

世の中にはフルスクラッチしたがる人々がいて、
そういう人を見つける度に「既存アプリを直したほうが早いじゃん」って説き回ろうかと思っていたが、
段々まぁいいかなと思うようになってきた。
っていうかどうでもよくなってきた。

プログラミング自体好きだというのもよく分かるし、
業務に影響なく、趣味でやっているのであれば、まぁ別にいいのかなぁ、と。

「Joel on Software」の中の一節で、
「プログラムは書くのより読むほうが難しい」という言葉があった。
まぁそりゃそうだよね、と。
それ故に人はスクラッチに走るのか。
で、
「既存のアプリケーションを解析するより作った方が早い」
という現象はそこかしかに見られるわけだ。
まぁ「Joel on Software」は「プログラムには多くの暗黙知が隠されている」と指摘して、
それは否定しているのだが。

今の技術の状況を話すと、読むための技術が圧倒的に不足している気がする。
リバースエンジニアリングという技術領域も確かにあるにはあるのだが、
あまり重要視されていないと言いますか。

例えば、zip圧縮したフォルダ以下のプログラムソースをリバースエンジニアリングして、
UMLの表とかを作ってくれるWebアプリがあれば嬉しかったりするのだけども、
どこかにないのかね、そういうの。