ビジネスモデルがいっぱいいっぱい
Livedoorと東証を比べるのも可哀想とか読んでふと。
世界が違うとはいえ、Livedoorやはてなの身軽な開発で行われた官公庁システムや基幹系システムなんかも見てみたいなあとか思ってみたりもする今日この頃。WebとSIerの領域侵犯が激しくなってきて、
SIerの方法論のほうが強いのかな、と思っていた時期もあったのだけども、
どうやら全くもってそうではないらしい。
Webシステムとは、実は運用体制も含めての品質管理なのだが、SIerは完全に後手後手に回っている印象がある。
(東証システムも「トランザクションの上限値の予測不可能なCSシステム」ってことで旧来型よりも実はその性質はWebシステムに近い気がする)
別の言い方をすれば、SIerが本来得意としてきたであろう「初期開発」というビジネスモデルは全くもってそのWebの構築というスタイルに対応しきれていない。
「イノベーションのジレンマ」で取り上げられる多くの事例と同様の現象が発生しているのでは。
よく聞く話だけども「予算が割に合わない」ということで、Webシステム構築等は大手SIerが手を出しにくい領域になってきてる。
LightWeightな言語を得意とする会社などはそういった業務をフックにして、どんどん自分達の「方法論」を拡大させていっているのだろう。