リミッターの低い人

どんな職業人にも「これくらいならまだ大丈夫」というリミッターがあると思う。
例えば、プロジェクトの進捗率が○○%以下なら要員増強或いは期限延長する等判断する際の基準だ。

個人的な感覚なのだけども、火事場慣れしている人達って、
緊急時の対応が極めて優秀(というか慣れている)な代わりにこのリミッターの設定が低いように思える。

予防的対応が怠慢というかぎりぎりまで手を打たないというか。
穿った見方をすれば、意図的に火事場を演出する、という手法なのかなぁ、とも思うが、
周囲の人間からしてみれば、これはこれですごく疲れるのだ。

「デスマ突入=>エース投入=>グダグダになりながらプロジェクト完遂=>嫌気が差してエースが辞職」
というのが一つの黄金パターンなんだけども、そりゃあ焼畑だよなぁと。

先手先手を打てるように立ち回るべきなのだろうけども、
各フェーズが垂直に役割分断されてしまえば、なかなかそうもいかないだろうしね。