R&D

R&Dが大事だという総論についてはおそらくどんな経営者も否定しない筈。

「業務に影響がでない範囲であれば、好きなことやっていいよ」

多くの企業はこう言うと思うけど、実はこれだけでは足りないのかなぁ、と。 なぜなら、業務の時間を削らなければ、実際にはR&Dの時間を確保できないから。

以前勤めていた会社でも、「R&D的試みはバンバン進めて欲しい」的なことは言われたりしたのだが、通常業務でいっぱいいっぱいになるので、進めるのがまぁ難しいこと難しいこと。 プロジェクトやタスクとして宣言するなり、リソースとして何パーセントか確保することを会社の方針として宣言しなければ、結局通常業務の忙しさの中に埋没してしまうのだ。

ただ、企業として成功体験がなければ困難・・・、というかそこまで踏み出せる勇気が出ないのだと思う(行動は体験に束縛される)。 ってか、リソースを投資すべき対象は他にもありますからね、ゴリゴリの社員教育とか。

まぁ全てのエンジニアがR&Dを重視しているわけじゃないだろうし、何事においても保守的であり続けようと振舞うのも、ある分野のSEにとっては重要な資質でしょうね。