直接雇用
実はSIer業界では耳タコな話かも。 もしかすると、これに感心した態度見せるのって多分リップなんじゃねぇの、とか。
プロパーは100万円の予算で1000万円の働きを要求する。 協力会社は100万円の予算なので10万円の働きに絞ろうとする。 そして、金額は結局相対的な「数字」にしか過ぎない。 場が異なれば数字の重みは変わってくる。故に顧客の要望と支払い金額が比例するとは限らない。 僕自身、この断絶への絶望経験があり、だからこそ「やってられねぇ」と離れることに決めたのだが。
そしてまともな鵜飼い(営業)であれば、もし自分のところの鵜が当初想定していたこと以上の作業を担当させられていた場合、契約の変更(金額の吊り上げ)を図るのは間違いないだろう。
僕が「偉いなぁ」と思った人はこういう人か。 「今後とも色々と教えてください。宜しくお願いします」 プロパーは謙虚なぐらいが丁度いい。
個人的には周囲の人間に恵まれてきた為か、「成長させなきゃなぁ」なんて考えたことはあまりない。 ダメならダメで役割を見直す作業が発生するだけだ。 自分のところの社員ならまだしも、彼らが3年後もこの業界にいるかどうかすら闇の中なのに、彼らに期待を寄せるのはどうなのかよ、とか。
あー書いていて、なんだがめんどくさくなってきた。 プロパーに持って欲しい気概はただ一つ、 「協力会社に優秀な人材がいたら自分のところに正社員待遇で引き抜くこと」 契約事項だ業界の慣行だなんだかんだあって難しいのは分かっているが、これを明言できないうちは何を言ってもムダだし、ただの奇麗事だ。 ここでは法的強制力をもたせる?みたいな話も出たが、現時点ですら業界慣行を突破する気概がたりねーんじゃない?って思うのだよ。
つーか引き抜きなんぞやってるところはやってるわけだし。
零細中小IT企業からすれば、引き抜きはNGワード? ただ、社員を囲い込む戦略なんぞ本質的には不可能なんだから、ってかMSからGoogleに移る人もいるぐらいなんだし、年齢や職能によって会社なんて変わるものだから、一時停車駅企業として開き直れよ、と思ったりもした。