デザパタ

PHPによるデザインパターン入門という本が出るらしい。

デザパタ自体は否定しないし、個人的にも迷ったら頼ることが多いが、 無垢なデザパタ信者っていうのはどうもね。
デザパタを採用すること自体が目的化してしまっているケースってよくある気がするのですよ。
GoFでやってみました、だからエラくない?みたいな。
以前から薄々と思っていることなのだけども、コードは純粋に要求機能を実現させるべき存在であるわけではなく、運用体制や開発規模など、要求外の環境条件により、そのスタイルが大きく左右されるものであると。
そこの部分を見誤ると、色んなもの(メンテナンスコストなど)がオーバーリミットしちゃうのだろうね。

また、スクリプト系言語の場合、 Javaと異なり、直接書き換えちゃった方が早いってケースがままあるので、モジュール構造そのものが拡張性や変更容易性を持つことにそんなに気を払わなくても済むわけだし。

デザパタなど定理的なアプローチもまぁいいのだろうけど、生きたソースコードを眺めたほうが勉強になることが多い気もしたり。
コードリーディングをベースとした勉強法の書籍やら会ってあまりない気がするのだが、それって意外とあまり目をつけられていない領域なのかも。