「電子二等国ニッポン」という記事

IT政策をどこから反省すべきかでも触れられている日経ビジネスの「電子二等国ニッポン」という記事だけど、表紙のあおりにつられて自分も購入してしまってました。 のでちょっと反応。

日経の記事でまず気になったのは例の情報大航海プロジェクトを好意的に見ている部分かな。 いやなんかあまり意気込んでも仕方ないじゃん、とか。

日本企業は技術に しがみつきすぎという論調だったわけで、記事の内容とは全く関係ないけど、確かに「返仁会」を誇る日立が経営面では今期アップアップなのを見ると(まぁ事故もあったわけだけど)技術に依存しすぎるのもよくないかなと思うけど、東芝からヘッドハンティングされた技術者がサムスンの発展の一躍を担ったなんてのも考えると大事にしておかないとダメなのかなぁ、と思ったり。 あと国策ITだろうがWebだろうがファームだろうが、実は同じ人間がコードを書いているのかもしれないという現実があって、なんだか大きなもやもやとした暗雲がそこにはたちこめている気がして、そこを大きく俯瞰した特集ができれば面白かったのだろうけど、それって相当なフィールドワークが必要だと思うし、ってかまぁ誰かに書いてほしいなぁ。 「IT途中下車ぶらり旅」とかそんなタイトルで。

それからITSに希望をよせているみたいな話もあったけど、そんなにうまくいくのかね。 確かに希望ではあるのだが、高度情報端末の携帯ですらも、「高機能高コスト」であるが故に海外ではあまりお話にならんのに。