技術者の目

スキルベースで見るから人を採用できない。

「ビジネスを見ずに技術ベースでネガティブな反応をする」人材の存在。

そりゃあ(スキルベースではない)新卒採用の場合、価値観はこれから叩き込むわけなので、そういった衝突はないのだろうな、とか。

ともかく、営業などが提案してくる領域の話で、技術的にできないことは究極的には殆どない筈なのですが、技術者が「それはできない」と端的にしか説明しなかった場合、色んな形容詞が隠れている気がします。

  1. 「ウチの技術力では」できない。
  2. 「期間が足りなくて」できない。
  3. 「予算が足りなくて」できない。
  4. 「後々のメンテナンスを万全に行えないことを考えると」できない。
  5. 「セキュリティ的に不安が多いので」できない。

そこは一つずつ潰していくしかないのかな。 「ネガティブ反応」については、「いやぁ責任感持ってリスクを警告してくれるのだね、ありがとう」ぐらいに思っていたほうがいいのかも。 (・・・ってか、自分になんの責任もかからないとすれば、Yesしか言わないだろうなぁ)

例えば、この言葉を間に入れることで技術者の態度がガラリと変わることがあったり。 「ウチでやるにはリスクもコストも高くて割に合わないのであれば、他の会社を探してきてみてよ」

あとビジネスベースの企画段階から参入させるのもいいのかな。 受託の場合、手っ取り早いのはクライアントとの打ち合わせに参加させて、「温度」を体感させるのもいいじゃないの、とは思う。