梅田氏の言葉でふと思ったこと

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。

興味のない人間を褒めることは簡単だが、貶すことは難しい。

だから、よき忠告を与えてくれる友人は必要だ。
ただし全てを鵜呑みにする必要はない。
未来を予言できる人間など地球上にただの一人だっていないのだから。

DIMMメモリの開発に携わったエンジニアの言葉。
「10人が10人全員反対するようなものでないと将来大きな利は得られない」

直感は誰でも持つことができるのだが、実行力を持てるのは極僅かな人々しかいない。
「つべこべ言わずに、成功すると思ったらとにかくやれ」というのは同意。

なぜ、とにかくやらなくてはならないのか?
おそらく、正しいことが成功するとは限らない、正しくないことが成功しないとは限らない、から。

失敗は若いうちにしか認められない。
年を経て背負うものが増えるにつれ失敗する自由はなくなる。
事業の成功を夢見て毎日をカップラーメン一つで過ごす極貧の生活を送る自由も背負うものがない時しか許されない。

とはいいつつ、年を経てからの挑戦に成功した人も多数いるので一概には言えないわな。

ってか、梅田氏自身も含め、人の言葉はあまり間に受けないほうがいいことがあるよ。
80年代、フリーターが「新しい生き方」として持て囃されていた時も確かこんな感じだったのだから。
「自分を信じろ」っていうか、自分以外、誰もその選択には責任をとってくれないのだから、「自分を信じるしかない」というのが正しいところか。

ちなみに、昔、転職しようかどうか迷った時に当時の上司に言われたのが、
「会社はお前の人生に責任は持ってくれないから、自分で決めるしかないよ」

ただ、人の粗探しばかりする人ってそんなに多いのか?
だとしたら自分はよっぽど周囲の人間に恵まれてきたんだなぁ、と思う。