YouTubeもblogもOSSもコミケ

ひろゆき氏、「ニコニコ」ヒットでも「動画は“来て”ない」 (1/2)
動画はビジネス的にはまだまだ厳しいのでは?というお話だった。
感想は「まずビジネスありきだとダメ」というところか。

クリエイターとかはそうでもないのだけども、日本のお金持っている人達って「まずビジネスありき」だから、色んなことが時間がかかるというか、なかなかドライブしていかないというか。

先の記事を読んで思ったのは、YouTubeだけじゃなくblogもOSSも皆コミケみたいなもので、参加する人達の気持ちって「金なんていらないから好きなことやってアピールしたい」というのが強く、儲かるか儲からないかは後付けなんだよね。
ただそういった気持ちの人々をどれだけ抱え込めているのはとても大事なことだと思う。
コミケと出版社業界がいまや補完関係になっているのは当然だとして、日本のマンガへの圧倒的な信頼感がどこから発生するかというと、コミケという文化的バックボーンの存在が非常に大きいのではないか、と。
野球、サッカー、将棋とかでも「儲からないけど好きでやっている層」を巨大なバックボーンとして抱えているがため、市場自体がちゃんと成立しているのではないかという気がする。

素人投稿動画を事業としてやっていくのって金銭的にどうのこうのではなくて、豊かなバックボーンを作っていくとかそういうことじゃないのかしらね。

ひろゆき氏は「Flash制作ソフトなんてあんな高いもの、学生で買えるんでしょうかねぇ?」とつぶやき、

誰もが思っていることだと思うし、同意。
ってかAdobe(Macromedia)はクリエイター育成とかは多分考えてないというか、考えているとしたらセンスがなさすぎ。
価格が市場を狭めていたり、バックボーンの形成を邪魔しているのは明らかだよね。
あと、Wiiで動くFlash製作ツールとかあれば感動するのだけど。