児玉清の話
週刊文春を買い続けている理由は阿川佐和子のインタビュー記事が面白いということもある。
今週は児玉清だった。
結構、我求心が強い人らしく、以下、興味深かった話。
- 新人俳優だったとき、ある若手スターと一緒にいたら、彼から雑魚よばわりされて、「このままじゃ辞められない」と奮起した
- 生意気なことを言って、黒澤明監督に怒られたけど、「10年間あの心意気だとモノになるぞ」と密かに黒澤が言っていた
- 当時の映画業界には五社協定というものがあり、映画俳優には高額な専属料が支払われたようだが、30の頃、それを蹴ってテレビ業界へ移った
「外に出てだめな人間が中にいたってだめに決まってるじゃないですか。だから外に出ます」 - アタック25の理想の形とはなんなのか?の答えにはいまだにたどり着いてないらしい
- 『HERO』は出演を断るつもりだったが、「これは世間が注目するドラマなんだ」「キムタクの前を通り過ぎるだけでいいから出るべきだ」「あなたの評価がどれだけのものかが分かる」という娘の言葉で出演を決めた
- かつてウルトラシリーズは傍流で文芸路線が本流だった。その頃リストラされたらウルトラシリーズに出ていたかもしれない。
「当時の文芸ものは時代とともに消えたが、ウルトラマンは永遠の光を持っている」