エンジニアの多能工化とか

IT業界の下請け構造の現実と改善策

ふーん。
色々と読んだ。

たまに「発注者側のIT発注能力の低さ」とか問題にしていたりするけど、
発注者側の変化を期待するのは期待薄かなと思うし、
安くて質の高い商品が欲しいから、家電量販店をスルーして、秋葉原で部品パーツを探す、
とかそういう類のリクエストに近い気がする。

まあそれはそうとして、

生産性向上の為の施策として、ASPなどの「パッケージ化」ってのが一解としてあると思うけど、
これは某自動車会社なワードだが、「多能工化」ってのもあるかな、と思ったり。

最近読んだビジネス雑誌とかで連続して目についたのでたまたま印象に残っているだけかもしれませんが、
ホテルや旅館業界の経費削減のパターンとして従業員の「多能工化」ってのが上げられる。
旅館内での販売業やレストランのウェイターを一人の人間でこなせるようになる・・・、従業員が色んな業務に対応できる体制にすることにより、従業員の数自体を減らし、一人頭の生産性(利益)を上げるというもの。

システム開発で言うならば、
営業、設計、開発、運用までのビジネスフローを1人でこなせるようになれば、閑散期の人件費の問題は結構解消するんじゃね?
1人ってのがキツそうなので、実際には1つのチームとか。
ってか、営業から公開までワンストップでできるって言うのは、だいぶ夢だな。

ただ、フリーでクライアントと直接取引しているエンジニアとかはこんな感じだよね。
Web業界には結構いるんじゃないのかね。
「デザイン、スクリプト、サーバ管理全部できます。仕事ください」みたいな人って。

といいますか、少人数だけど、色んな業務ができるようになるって、
何このベンチャー回帰。