敗色濃厚とか

破綻した大手スクールで働いていた人の話を聞く機会があった。

小さな企業が倒産するとかってのはよくあるんだろうけど、
大きな企業が資金繰りに行き詰まり、倒産するというのはものすごいものがあるなぁ、と実感。

賃金未払いが原因で・・・そりゃあ生活できないもんね・・・従業員が次々と逃げ出すわけだが、
人手不足で翌日には部が丸ごとなくなっていたとか、自主休校で拠点がどんどんなくなっていくとか。

敗色濃厚となった、戦争末期の日本軍に似ているのかもしれない。

案の定というか、現場で働いている末端部隊には殆ど情報が回ってこなかったらしい。
報道のほうが早いし、2ちゃんねるとかの匿名投稿を参考にしていたぐらい。
上層部に近いほうは情報がすぐに回ってくるので比較的早く逃げ出すことができるのだけど、
末端は顧客と直接向き合っているということもあり、お客さんを放っておいて逃げ出すフンギリがつかない。
そもそも、どういう状況なのか何が起こっているのかよく分からない。
一方でクレームがガンガンきていて、それの対応で精一杯。

その人ブログでも本でも書けばいいじゃん、って思ったのだけどね。
大企業が崩壊していくのってなかなか経験できないわけだし。