大規模とか

「大規模プロジェクトではどうするか」を考えるより、「大規模にしないためにはどうするか」を考えよう

はっきり言おう。大規模プロジェクトは存在自体が悪。


正論。

まあしかし、大規模なプロジェクトほど儲かるという SIer の構造が変わらない限り、この現状は変わらんだろう。 規模に関係なく、システムがどれだけ役に立ったかで顧客がお金を払ってくれればいいけど、今もこれからも顧客は「行数」や「人数」にお金を払うだろうから、そこが変わらない限り、規模を小さくしようとする incentive は SIer には働かんわな。 やっぱ世の中を変えるのは、理想論じゃなくてカネだよ、カネ。


現実。

個人的感覚としては、
コードの長さより人数的なもの期間的なものが規模感を表すだろうし、
コードそのものの短縮(よい設計への指向)はインセンティブあると思うけどね。

で、人月は確かに目安ではあるのだけど、それ以外の基準があればね。
ってか単なる目安なんだから、「相手が支払ってもいいと思う金額」に定めて見積もり作る方が大事というか。
例えば「日々の売り上げを週で集計したい」という話があるとして、
それは開発予算が1万円でも1000万円でも解決できる策があって、
実際には運用コストとか利便性に関わってくるのだが、
相手の相場意識に合わせて価格を作っていくのがいいのかな、と。

以前は自分でもよくやっていたのだけど、
松竹梅の3つぐらいの開発見積もり+システム提案作って、
ユーザに選択させるのがいいのかな、とも思うのだが、
提案を作ること自体がコストがかかるのでなんともかんとも。

まぁ小さいところでぼちぼちやってる感じなんで、1000人月とかの大規模は縁がないなぁ。
外から入るにしてもポジション的にムリがある。
そういうところで利益出そうとしたら、一時請けの近いところに位置づけないと、あまり旨味ないと思うので。