受託とか自社サービスとか

なんか色々と盛り上がっているので。

受託開発がつまらないなんて言わせない
受託のメリット、Webサービスのメリット

自社サービスって受託開発に比較して人材調達が困難な気がする。
受託開発の場合、汎用的な開発スタイルは割と確立されていると思うのだけど、
自社サービスについては、企業単位の自己流であることが多いから、他の会社で通用していたメソッドがそのまま当てはまるとは限らない。
だからあまり転職市場などには頼れないのかな。
自社のやりかたを一から叩き込んだほうが早いとかそういうイメージ。

自社サービスだと、ドキュメンテーション能力はだいぶ落ちるよ。
「そんなもの書く暇があったら直接話を聞いてコードを修正したほうが早い」
とかそういう世界だからね。

あとシステムへの愛情だが、
自社サービスが受託に比較するとより多くの愛を注ぎ込める可能性は確かに高いのだが、
それはそれで程度問題でしかないし、限界はある。

会社での制作活動の限界

思うのだけど、会社での制作活動には限界が存在するよな。 それは会社業務で作ったプロダクトが「自分のものではなく会社のものである」、ということかな。


自分のものというのは幻想。

ってかさ、
「本当は自社サービスをやりたいのだけど、食べていく為に受託やっています」
とか言っちゃう経営者多くね?とか。

受託は顧客との良好な関係を長期的に築くっていうけど、
予算の切れ目や担当者交代など現場レベルではどうにもならないところで取引終了ってのはよく聞く話だし、
依存している顧客数が少ないってのもそれはそれでリスク。

そもそも受託開発であろうと、専門性を高めていくことが一つの方向性なのだろう。
幅広い業務経験だとしても、そういったことは時とともに陳腐化するし、
もしブランクが生じてしまえば、そうでない企業との競争に打ち勝つのは難しいのではないか。
とすると、
「ノウハウの再販化」という側面で、
受託開発は自社サービスに近い部分はあるのではないかと思う。