未来サミット0905とか

やってたんだね。
後から知った。盛況だったようだ。

エンジニアの未来サミット0905見た

ひねくれた見方をすると、暗い話題ばかりが多く、誰かに道標を示して欲しいから、こんなに人が集まるのか。
同じ企業の人間だけだと未来を示せないのが現状なのか。
例えば、「商社マンの未来サミット」ってのをやったとして、若手商社マンが沢山集まって、カリスマ商社マンの話を聞くとかさ、「商社マンって皆そんなバクとした不安を抱えているの?」って印象を受けるのじゃないかな。
まぁ実際問題「そういう漠然とした不安を抱いてしまうような状況」があるのが業界のホントのところなんだろうけどね。
そもそもこのイベント自体がそういう傾向を受けて開催されているのだろうけど。

あと優れた経営者はそれなりの野心を持っているが、優れたエンジニアが野心を持っているとは限らない、とは思う。
野心ってか大志ってか。
野心はあればあれでまぁいいんじゃないの?とは思うけど、「こんなの作ってみたよ。面白くない?見てみて」って言ってくるエンジニアのほうがいいものを作ってくる・・・まぁこれはエンジニアに限らず、クリエイティブ系はそうなんだろうな、と。
「オレは将来こういうエンジニアになるんだ!」っていう意気込みが割と空回りしやすい業種なんじゃないのかね。
「誰かの要望を形にしてあげる」のが仕事の大半なわけだしね。

それから待遇がよくなれば、今抱えている不安の半分は解消されるんじゃないのかな。
なんつーかさ、大手企業とかで1000万円プレイヤーがゴロゴロいるような職場でも、冷静に考えればその業界の将来はヤバいとしても、今この瞬間の自分の待遇がよければ、それほど不安には感じないだろうし。
エンジニアとしての能力が上がっても待遇がよくなるとは限らない、という疑念に対してちゃんと解を持たなければ、この業界がよくなるわけはないな、とは思う。