青空教室

その昔、教師の現場の声を集めた本を古本屋で買ってきて、そこには学校崩壊やイジメ、教師自身のリタイアの話など色々と書いてあったのだが、印象に残ったのは、阪神大震災の話。

阪神大震災による小学校の崩壊で、青空教室で授業を行うことになったのだが、普段はおとなしいと思っていた子が意外な面を見せたり、お互いに助け合う心が強くなったりなど、混沌とした状況だからこそ、より活気ある学校生活になっていったと書いてあった。
で、やがて学校が再建され、普通の生活に戻っていくにつれ、そういう熱は冷め、管理的側面がよくも悪くも強くなっていったと書いてあった。

熱の問題。
立ち上げ当初の会社、やがてそれが徐々に大きくなっていくのも近い気がする。
組織が大きくなってもその心を失わない方法は実はあるとも思うのだが、多くの人々はそれに気付けない気がする。