米国の「落ちこぼれゼロ法」とか

東洋経済5/17号の特集「子ども格差」の米国の記事より抜粋。

02年に教育改革法案「落ちこぼれゼロ法」で「全国一斉学力テスト」が義務化されてからというもの、全米の学校は生徒の出した点数を基に予算に格差を付けられるようになった。
「落ちこぼれゼロ法」の名とは裏腹に学力の低い生徒の多い貧困地域の学校ほど教師たちは追い詰められ、その結果、競争からこぼれ落ちる生徒は増えていく。
この法律にはもう一つ重要な条項が書き込まれている。国からの予算と引き換えに生徒たちの個人情報を軍に提出するというものだ。この結果、軍は落ちこぼれ生徒の情報を手にし、大学費用を出すという条件で次々に勧誘、入隊した彼らはイラクに送り込まれていった。


経済的弱者から戦地へ送り込まれるという悪夢か。