仕様変更とか

誰も語らなかったIT 9つの秘密 を読んでふと。

「変化ヲ包容セヨ」という言葉がXPの中心思想だというのは有名な話。
実際問題、最近は効果的にアジャイルを効果的に進める為の技術(Unit系ツールリファクタリングツールMDAとか)が色々出てきてます。

ただそうはいっても実際には多少なりとも変更には時間がつきもので、俗な言い方ですと「0秒で直せちゃう」ってことはあり得ない。
アジャイル自体だって、随時、機能とスケジュールの見直しを行っているのが重要であり、期間やコストが増えることを全然否定していない。
あれら開発手法の発想は、ユーザの要求と納品物がブレないということを重要視しているのだ。

問題はユーザと製作者各々が感じている難易度のギャップを如何に埋めるか?ってことなんでしょうね。
ユーザは製作者の話をよく聞くようにして、製作者はユーザの事情を汲み取り、適切な説明、対応を行えばいい。
ってことで、相互理解推進が重要という凡庸な結論に。

ただ正直なところ、Web製作の現場はシステム開発に比較して、全体的に仕様変更に対する考え方があまりに軽すぎる、とは思う。