「スローモーションの列車事故」と批判される

Wiredの「政府のITプロジェクトが頻繁に失敗する理由」から引用。ある上院議員がFBIのコンピューター改編計画を指してこう言ったらしい。
「すべて一から構築するため、結果としてプロジェクトを格段に複雑にし、莫大な費用を要する」ってことのようだ。

ITの本場アメリカでもバリバリ失敗しているのか、なんだかちょっとホッとした。CMMとか採用してるのかな、でも関係ないんだろうなぁ、多分。

ただ、計画を進めていくうちにその技術が時代遅れになってしまうのは仕方のないことなんでしょうね。
・・・とはいっても何事に対しても「壮大に」「複雑に」してしまおうとする気質の人間も結構多くはないだろうか。

それから カーニボーはいつの間にか廃止になったらしい。出始めの頃は騒がれていた気もするけど、フタを開けてみれば、商用ソフトのほうがよかったらしく、全然使われなかったようだ。
オーダーメイドって難しいよね。

ミクロな現場レベルの話になると、よっぽど優秀な技術者が集まらないと成功しないプロジェクトがいかに多いか。
「技術者は技術にプライドを持つべきだ」とはいうけれど、現実的には「技術にプライドをもたない技術者」が圧倒的に多い。・・・というか人手不足の為、そのような人間までもが駆り出されているのが現実の状況。にも関わらず、「マンパワーで何とか乗り切ろう!」みたいな風潮がいまだに根強いのはどういうことなんだろう。
生産性の重要な要素であるモチベーションにしても、作業が長引くにつれ消費されていくものだと思うし。
誰かにここらへんマジメに語ってもらいたいなぁ。