R/3反省

なぜ、R/3のシステム開発と運用コストは高いのか?という結構辛口の記事。

とりあえずERPの導入が決まる
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BPRがないんで、既存システムのやりかたのムリヤリあわせる
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ムリヤリあわせた結果、アドオン(R/3上で動くプログラム)が増える
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パッケージのバージョンアップ時、アドオンが大量にある為、動作検証等のコストが増大している
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バージョンアップをあきらめる。ERPを使うのを辞める。

「日本企業は独自のやりかたへこだわりが強いので、パッケージ導入には不向き」という俗説を実証づけているのか。
まぁ無茶な使い方をしていただろうなぁ、想像ですが。

それはそうと、XPではないけれど、「初期開発が従で運用時チューニングが主」という開発方法論がもうそろそろ必要なのではないだろうか。ある程度使用していくうちに「本当はこうしたいんだけど」という要求が絶対出てくるハズだし。

問題はファーストリリース後の費用計算をどのように行うか?ってところだろう。保守料金がどの位かかるか?というのは実際のところ単純な人月ベースでは割り出せないので、今までのやりかただと微妙に難しいところもあると思う。
一人専任を付けておき人月ベースでコストを算出するというやりかたもあると思うが・・・、実際には高すぎちゃうでしょ、こうすると。