役割

アイディアを出す人、その実現を技術で支える人、作ったものを売る人

1. 湯水のように新しい事業アイディアを思いつくアイディアマン 2. アイディアを実際の製品として実現する技術者 3. 完成した製品を売る戦略を立案し実行するマーケッタ
アイデアは売れるものでなければならないし、アイデアの起案なんてものはそもそも評価に値しない。
本当に優秀な技術者は顧客の前でいとも簡単に自分たちの製品を売ってしまうものであるから、場合によっては専門のマーケッタなんてものは不要なのだ(もちろん、単なる「アイデアマン」も単なる「技術者」も不要だ)。
どちらかといえば、前者の意見に同意。 後者は理想論かな。 優秀な人間がいきなりぱっと出現するなら(それってまるで天からの贈り物だね)いいのだけども、人材育成も合わせて考えるのならば、個々の役割に沿って能力を伸ばし生かしていくしかないと思う。

つうかさGoogleの話もちらと出ているのだが、 アイディアだけでは評価されない会社

アイディアの起案自身というのはほとんど評価されない。アイディアっていうのは当然、難しい問題を含むものだ。その問題を解決して、動く形にして初めて評価される。
多分、Googleでも技術者には「事業イデア」を想像する能力は要求されていないのではないか。

Google自体、3500人もの技術者を抱えており、しかも1プロジェクト単位が3〜5人程度という。 つまり単純計算だと100以上ものプロジェクトが走っているという計算なのだが、実際に日の目を見るのは一部だけだ。 加えて、社内での情報共有は徹底的に行われているということなので案件の重複もあまりなく、ムダも少ないと思われる。 結局、世の中にサービスとしてリリースされるのは、Google内の数多いプロジェクトの一部のみなのだろう。

事業創出モデルとしては「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式か。 そもそも広告事業がメインなので、あまりその部分が重視されているとは思えないし。

個人的には優秀技術者待望論っていうのはどうかね?とは思うのですけどね。 敗戦後に「ロナウドみたいなFWがいれば」って言っちゃうのと一緒なんじゃないかな、気持ちは分かるけど。