Time is MY money

競争を前提に「弱者」を語るネオリベに生活はあるかを読んで色々と思ったこと。

キャリア形成、スキル形成プロセスが偶有的なものにしか過ぎないというのは極めて同意。 だからこそ機会を沢山作っておけというかとにかく立体的に人と会っておけというか。

(仕事上で多くの人間に出会う機会があるならともかく)その人と出会うヒマすらないというのが、まぁ指摘されている問題なのだけども。 「貧乏ヒマなし」って言葉もあるぐらいだし。 所得と余暇時間のグラフってあれば見てみたいなぁ。

ってか、ちょっと前に「年収300万円時代を生き抜く経済学」って本があったけど、すごい違和感を覚えたのは、「所得は少ないが時間はありゆったりとした暮らしを送れる」という点。

そう?そうなのか? 「ゆったりとした暮らし」って、半分、ウソじゃん、これって。

1.お金もあってヒマもある 2.お金はあるがヒマはない 3.お金はないがヒマはある 4.お金はないしヒマもない

弱者救済で議論の是非が分かれるのは3と4のどちらかを焦点としているかによるんじゃないんですかね。 ただワーキング・プアという番組が問題としていたのは間違いなく4なわけだけども。 日本人ってそもそも勤勉を是とする教育を受けてきた民族だと思うので・・・裏を返せば、「Time is money」の意識はあるが、「Time is MY money」の意識ではない・・・、このパターンってあっという間に多勢を占めるようになるんじゃないのか、とか。

最低賃金みたいに最低余暇時間っていう概念もあればいいのになぁ。