マンガ「ルサンチマン」

今更ながらはやっているみたいなので「ルサンチマン」読んでみた。

面白かった。 ってかさ、日本って恋愛観や結婚観を高度化してしまった袋小路に陥ってしまい、それが少子化を招いているのかなぁ、とも思った。 多分、明治以前は恋愛結婚なんてなかったと聞いているし、お互いに結婚相手に人間性など求めることはなかったと思うので、なんだかめんどくさい時代になってしまっているのだねぇ、とも。

追記 何度か読み返してみるが、色んな事が絡み合っていてまぁ一筋縄じゃいかないマンガ。 「ビューティフルドリーマ」で語られていた蝶の夢の話であったり、ピノキオの話であったり、自己同一性の話であったり、単なるエロ妄想の話だったり、女の意地の話だったり、失われた青春の話だったり、滑稽なほど醜悪な現実の話だったり。

最終話はよく出来ていると言いますか、主人公の孤独や長尾さんの虚ろな表情も含めて何もかもがいいですね。 その分、あの奇跡が胸を打つのですけど。