「能力万能論」と「機会万能論」

未来の転職が、過去にさかのぼって現在の自分を有能にする
このブログで記述される自己啓発的な話にここ最近しっくりこなかったことがあって、それはなんなのかなぁ、と思っていたのだが、「機会万能論」ではなく「能力万能論」に立っていることなのかもしれない。

以前のエントリー(「努力すればスキルが向上して上に昇れる」というのは幻想)を読むと、「機会万能論」にも踏み込んでいるのかな、と思ったりもするのだが、「ポジションが人を育てる」みたいに「スキルが蓄積される」ということを書いてあるから実はそうでもないのかな。

何を真となすか?は個々人の経験則がバックボーンになるので、それぞれ考え方が変わってくるのは当たり前として。

自分自身はどちらかと言えば「機会万能論」に寄っていたりする。
(或いは能力万能論をあきらめている)
「スキルを蓄積し有能な人間になる」=「高収入の待遇につける」というのは、幻想・・・とまでは言わないまでも、ちょっと疑ってかかってもいいのではないか。

正直、「人材斡旋屋さん」とか「資格商売屋さん」とかスキルアップの呪文を唱え続けていて、それがすごい耳障りというか、立身出世ストーリって受けがいいよなぁとか。

転職にしても、機会拡大という意味で、スキルどうのこうのもあるけど、社内・社外も含めて色んな人から色んなバイト受けて、名前を売っておけばいいんじゃないのかな。
(コネ転職の場合、「誰かの紹介である」「既に一緒に仕事をした」というのが相当な担保となるので、非コネに比較して、採用時の条件はよくなるのは至極当たり前だろう)