DNSラウンドロビン、ホスト名省略について

DNSラウンドロビンはWebサイト冗長化の一手段として認識されていると思うが、それがうまくいかないという話。

example.com」とアクセスされた場合、「www.example.com」にリダイレクトするような仕組みにしているサイトは幾つかあると思うが、場合よって無限ループを引き起こす。

どういうことか。
IEとかFirefoxでは「example.com」でアクセスして、サーバへアクセスできなかった場合、「www.example.com」でアクセスしなおすというURL自動補完の機能が働いてくれる。
で、「example.com」に「192.168.0.1」「192.168.0.2」を割り当ててDNSラウンドロビンした状態で、「192.168.0.1」がアクセス不可になった場合、

1.「example.com」(192.168.0.1) にアクセスできなかった
2.ブラウザ側で「www.example.com」(192.168.0.2) に再度アクセス
DNSラウンドロビンが正常に働く)
3.サーバ側で「example.com」にリダイレクト
4.1へ戻る。

となる。
(運良く最初から「example.com」を「192.168.0.2」とブラウザが認識してくれればこうはならない)

URL補完より先に別の割り当てIPへのアクセスを先にしてくれればこういうこともないのだが。

ってか、その昔、ネットワーク管理者に言われたのは、
「ホスト名の省略って、あくまでも省略が可能なだけという話だから、省略を本来的なURLとして取り扱うのは、システム的にはどうかと思う」
まあそうだよね、「www.」とかホスト名つけたほうがいいわな。