キャッシュの件

WordPressでキャッシュを使うWP-Cacheの続き。
続・静的生成と動的生成、Webページをビルドするコストは誰が支払うべきなのか

WordPress には WP-Cache というファイルキャッシュを実現するプラグインがあるそうです。へー、ということは、標準でキャッシュ機能は実装していないのですね(と思ったら標準で持っている模様)。

標準であったのか(知らなかった)。

つまり、はじめてそのページにアクセスしたユーザーが「再構築」の負荷を負担する、という方法です。
これと全く同じ発想を、ぼくは全く別の人間から聞いたことがあります。突き詰めていくとここに行くのでしょうか?それともこれって、以前からある発想なのでしょうか。

Squidだったり、apachemod_cacheだったり、proxy cache な仕組みは結構ある。
話が変わるのだけども、似たようなネタで、
Linux のページキャッシュ

Linux (に限らず他の OS もそうですが) にはディスクの内容を一度読んだらそれはカーネルがキャッシュして、二度目以降はメモリから読む機構 = ページキャッシュがあります。tmpfs にデータを載せることができた、ということは物理メモリの容量に収まるだけのデータサイズかと思うので、放っておけば該当のファイルの内容すべてがメモリ上にキャッシュされて iowait はなくなると思います。

ってな感じで、OS自体も「二度目からは早いよ」みたいな仕組みをとっているわけだし。

なお、Webの場合、初回アクセスが人間であるとは限らないのでちょっと気がラクなのかも。
cronに頼らなくても検索エンジンのクローラがトリガーになってくれる