1回目は挑戦、2回目は改善、3回目からルーチンワーク

Matzにっき

新しい技術を学ぶ過程で学習曲線ってのは(曲線ってぐらいだから)、線形にまっすぐ伸びることはなく、ある程度まで急激に伸びてからその後は停滞する傾向がある。DHHの経験だとサチるまでの期間はだいたい半年から1年ってところか。 だとすると、求人などでよく見かける「経験n年」はnが2以上の時に無意味だろう。単に経験が長い人材よりは、むしろ新しい技術をより短い時間で身につける「活きのいい」人材の方がよっぽど価値がある。


なるへそ。
そうかもしれないと思いつつ、回数も大事なんじゃないの、とか。

個人的な経験を元に言わせてもらうと、同じような案件に対する仕事であれば、

「1回目は挑戦、2回目は改善、3回目からルーチンワーク」

となっているような気がする。
3回目以降は以前のソースをそのままコピーしてきて、パラメータをちょこちょこ変えただけで動かせるようになるとか。

まぁ3回目以降のルーチンワークを更に時間を短くしろ!みたいなプレッシャーも場合によってはあるけどね。
最終的にはパッケージ化してしまい、エンジニア不在でも営業やデザイナーが設定するだけで新規システムが作成できるような形だったり。
新規開発などではなく、運用的業務が多いようなところはこういうの意識しているんじゃないのかなぁ。

それと、

学習曲線というより習熟度曲線で考えた場合、停滞期間に入った場合の生産性はJavaPHPPerlRubyもあまり変わりはない気がする。
なぜなら再利用可能なライブラリ、フレームワーク、ノウハウが十分に蓄積されており、更にはある程度の自動生成化が実現している為、
それなりの手段でそれなりの生産性で十分に作れているはずだから。

ただし、出向業務が中心の会社は除いたほうがいいだろう。
ノウハウを蓄積する場が企業内に存在しないからね。