習熟の「速度感」

習熟の「速度感」を共有できるか否かということなのかな。

すぐに結果が出ないと我慢ならないメンタリティ

 以下、エントリの論旨とは大分ずれた話になるけど、即戦力や即業績というのって、必ずしも企業側だけのメンタリティじゃないような気がする。学生の側だって案外そうなんじゃないのか?すぐに戦力になりたい、すぐに業績を出したい、すぐに認められたい。そのどれもが無理だというなら、「俺は仕事を辞めるぞジョジョー!」と言い出したり、本当に辞めてみたり。この図式って、本当に「すぐに業績の出ない新入社員に企業側が苛立っているが故」だけなのだろうか。逆に「すぐに業績を体験させて貰えない企業側に新入社員が苛立っている」成分も含まれているのではないだろうか。モノを教える側も教える側で、すぐに覚えられない人がいると「最近の学生は云々」という人がいたり。教わる側も教える側も、成長プロセスに対する寛容さはどこに行ってしまったんだろう?


就職してその日から現場に放り込むような企業もあれば、半年で覚えることを5年経っても「経験が浅いから」と任せない企業もあるわけで。
優秀な人、そうじゃない人を早い段階から評価判断していくか、あるところまでは一律で教育するか。

おそらく「速度感」は企業の個性になってしまうのだろうけど。
まぁ何にせよ新人に対してはリターンよりコストのほうが大きいわけで、少しぐらい生き急いでいるほうが企業にとってはありがたい、というのはあるかもな。

システムに問題があると短期的にしかモノがみれなくなる

短期的な視野に陥ってしまうのは長期的プランがないから。
それはよくないよね。

これとはまったく逆のチーム構図「メンバー全員がリーダーであり、そうできる場をメタリーダーが作る」というプロジェクトの方法を示した。


一体感をどのように演出するか?
これがなかなか難しい。
企業の規模があまり大きくないにも関わらず、経営陣の決定事項が他人事にしか思えないとしたら、「一体感の熟成」という意味であまりうまくはいってないと思う。
極端な話、数字と方針さえ決めてくれれば、後は何も言う必要はないのではないか?ぐらいには思うのだが。